SNSに見る年収格差
雑誌「プレジデント」が、年収1500万円と年収500万円のビジネスパーソン250人ずつにアンケートを実施し、高所得者と低所得者の「ネットの使い方」の違いを調査しました。その結果、年収によってSNSの活用法に大きな違いがあることが分かりました。
Facebook、Twitter、Instagram、LINEという4大SNSの使用状況について調査したところ、違いが顕著に出たのはFacebook。20~30代でも、40代でも、高所得者の半数以上はFacebook利用者。しかも、若年層の高所得者では、友達数が1000人を超える人が3割以上。Facebookを通して情報を発信したり、ビジネス上のつながりを開拓したりと、積極的にビジネスに活用している様子が伺えます。
一方、低所得者はLINEやInstagramといったよりパーソナルなSNSの利用が中心。なんと、若手の低所得層の約3割が、フォロワーがいない状態でSNSを利用していることが分かりました。これは、SNSを使って情報を収集はするものの、自分の発信を待ってくれている人がいない、発信内容に価値があると思われていないということが分かります。
もちろん、SNSで顔も見えない人間とつながることは、嫌がらせや炎上ノリスクにもつながります。しかし、所得の高い人ほどそのリスクを飲み込み、それ以上のメリットを享受するためにSNSを活用しているということです。
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