おかず盛り付けロボの開発が加速

弁当工場で人と一緒におかずの盛り付けをすることができる、人型協働ロボット「Foodly」を開発している株式会社アールティが投資会社からの約4億円の資金調達を発表しました。

「Foodly」は、人手不足が問題になっている弁当工場の盛り付けラインで、人と並んで一緒に盛り付け作業をすることのできるロボットとして開発されました。
あくまですべてをロボットが行うのではなく人と協働するというのが大きなポイントで、すぐ隣に人がいても安全に作業が進められるよう設計されています。

最大の特徴は、唐揚げのような形が不揃いの食品でも小さな個体の集合体であるということを認識することができ、山の中からそのひとつを取り出して盛り付けすることができるということです。
またアーム部分についているトングは、食材を挟むのに最適な力加減で動き、万が一食品を取り落とした時でもセンサーによって自分で気付き、もう一度取りに行くといった判断ができるようになっています。

資金の調達先は「未来創生2号ファンド」、「DBJキャピタル投資事業有限責任組合」、「みずほ成長支援第3号投資事業有限責任組合」、「SI創業応援ファンド投資事業有限責任組合」など。
シリーズAから累計すると約5億円の資金調達となっています。

今回の資金調達により人材の確保と事業体制の強化が行われ、これにより開発が加速。今年中には販売予約を開始し、2020年中には生産・納入の予定と発表されています。

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