これからの新しい消費行動モデルは”DECAX”。その中身とは?

今回は、コンテンツマーケティングに対応した新しい消費行動モデル、「DECAX」について解説していきます。

分かりやすく以前のモデルから順番に見ていきましょう。
購買行動モデルとして最も有名なのがAttention(注意)→Interest(興味)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(購買)、「AIDMA」ですね。

次に、インターネットの普及によって消費者の購買行動が変わる中、AISASがうまれました。
InterestのあとにSearch(検索)→Action→Share(情報共有)というネット時代ならではの要素が加わりました。

商品購入前にネットをチェックすることが当たり前になったことで、さらに新たなモデルが作られました。Actionの前にComparison(比較)→Examination(検討)を加えたAISCEAS。

そして今回のDECAXです。

Discovery(発見)→Engage(関係)→Check(確認)→Action(購買)→eXperience(体験と共有)

最大のポイントは「企業側からの直接的アプローチではなく、消費者に動いてもらう」という点です。
従来の消費者の「Attention」をこちらに向ける、という企業側の発想に対し、日常の中から自然に自分達を「Discover」してもらう、というのはとてもコンテンツマーケティング的ですよね。

Engageは、コンテンツそのもの。
自分の興味のある情報を発信しているサイトを見つけて、それをシェアしたり何度もサイトに訪れたりして企業との関係性を積み上げていくといえば分かりやすいでしょうか。

気をつけて欲しいのは、AISASにあるSearchとDECAXのCheckでは意味が違うところ。この確認とは、コンテンツの信憑性や中立性、本当に役立つのかを確認する、という事です。

そしてeXperience。商品購入後、消費者が体験する事、それを共有する事。
これからは多くの商品がインターネットと結びつくことに間違いありません。その時の体験を消費者がシェアしやすい仕組みを作っておく事はとても大切な事と言えるでしょう。

もはや従来の売り込み型広告は通用しなくなり、消費者はより上質なコンテンツや商品を求めています。
そして、そのコンテンツをどうやって消費者から発見してもらうのか?がマーケティングでは一層大切になっているということですね。

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