”MA”+”AI”=?? AIとMAの融合でマーケターはどう糊口を凌げばいいの

先日、こちらの記事を拝読しました。

神田昌典氏「マーケティングオートメーションの行き着く先はAI対AIの戦い。その時、企業はどう勝ち抜いていくのか?」(外部リンク)

マーケティングオートメーションとAIは絶対に合致、融合すると思っていましたが、その上に何を乗せたらマーケティングは成功するのか、というクエスチョンへの一つの解答だと思います。

記事にある表現には、いくつも頷かされました。
曰く、「この2年のマーケティングの変化は 過去50年よりも大きい」
曰く、「(MAは)ひとつのツールを導入するという範疇ではないということが皆さんよく分かると思います。 これは経営の大変革です。」

記事内ではWEBにおけるLP制作の価格下落を例に取り、商品の価格競争はそれまで30万が相場だったものでも1ヶ月を待たずに0に近い価格になったことをあげました。
そして曰く、「会社の真の強みに基づく商品、真の強みに基づく事業なしには、このデジタルトランスフォーメーションに勝ち目はありません」。

MAの概念が日本に来て、今は円熟期にあります。
様々なベンダーが登場、あるいは来日して、また淘汰され先鋭的なものが残りました。
しかし並行して発展してきたAIが、予想を遥かに上回るスピードで実用レベルに達し、いわゆるシンギュラリティ(技術的特異点)はあっさりと突破されたらしいです。

ここからの2、3年でMAとAIはさらに強く結びつくでしょう。
そうなると5年後にはそれと意識せずにほとんどの企業が、まるでEXCELをいじるような気軽さでAIをチューニングするようになるのではないでしょうか。
つまり「MAがAIによって動かされる時代がもうすぐ来る、マーケターはそれを操舵するのが仕事」になっていくのだと思います。

少なくとも私は自信を持って「情報分析はAIのほうが自分より優秀」と言えます。
だってAIは世界中の全人口がもつ知識の何億倍という次元の知識ですよ。戦うという発想が出てきません。
「いかにAIを上手にチューニングするか」のほうが人間の役割としては重要ではないでしょうか。
そして、もし他のエッセンスによってAIにはなし得ないタッチポイントの生成や、真に顧客の欲しいところにリーチするマーケットが提供できなければ、マーケティングという業界も職種も、AIに取って代わられる時代が近いのだと思います。