Twitterが「人間性の否定」を投稿禁止に

Twitterは先月、公式ブログで「ポリシー作成における新たな変更」を発表しました。
今回はポリシーを拡大し、“人間性の否定”をする投稿を暴言や脅迫、差別的言動に含めるように変更するか検討しているとのこと。

現在Twitterポリシーでは、特定の集団(人種、民族性、国籍、性的指向、性別、性同一性、宗教、年齢、障害、重病など)に対する暴言や脅迫、差別的言動などの嫌がらせを阻止していますが、現行のポリシーには違反しないが明らかに問題のあるツイートがあるため、これに対処するのが新項目追加の目的だといいます。
  
そして今回はこれまで自社内で有識者、学術機関、研究者などで構成するコミュニティグループ「Trust & Safety協議会」などの協力の元行ってきたルールの策定に、初めて一般ユーザーの意見を取り入れることになりました。
  
 “人間性の否定”とは、公式ブログによると「他人を人間以下に扱う言葉。人間性の否定は、人が人間の本質を否定されたとき(動物的人間性の否定)や、人間性を否定されたとき(機械的人間性の否定)に生じることがあります。例えば、集団を動物やウイルスに例えたり(動物的)、集団を性別で分類したり(機械的)する場合」と定義されています。
このような会話はオフラインの害につながる可能性があるとのことで、今回の変更により、違反ではないが多くの利用者が嫌がらせだと感じられる「人間以下の表現」のあるツイートに対処できるようになります。
  
具体的にはどのような表現が禁止されるのかはまだわかっていませんが、仲間内のジョークとの線引きが難しいとの指摘も出ています。
SNSでは顔が見えない分好き勝手に発言する人がいますが、きちんと人としてのマナーを守って活用したいですね。
  
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