インフルエンサー・マーケティング、明かすか? 隠すか?

SNSを活用したマーケティング手法の中でも、案に上がりやすい「インフルエンサー・マーケティング」。インフルエンサーが企業の依頼を受けて商品やブランドの紹介をする際、PRであることを隠すか公表するか。どちらがユーザーに交換を与えると思いますか?

日本のWOM(クチコミ)マーケティングの発展を目指すWOMマーケティング協議会(以下WOMJ)によると、企業からの依頼を隠ぺいした投稿=ステマを不快に感じるユーザーは約51%。また、「わざとらしさを感じる」ユーザーも23.7%と、多くのユーザーにネガティブな印象を与えることが分かりました。一方で、依頼の事実を明示した投稿に対しては、「とても良いことだと感じる(29.8%)」「良い情報を教えてくれてありがたい(24.1%)」と、半数以上のユーザーが好意的に捉えています。一方で広告主企業の多くがインフルエンサー・マーケティングを主力コミュニケーション手段としては活用しておらず、そのルールやマナーに関しても理解や関心度が低いことも、この調査によって判明しました。

今後、より存在感を増していくと考えられるインフルエンサー・マーケティング。適切な運用であれば低予算で大きな効果を見込める一方、一つ間違えれば消費者に悪印象を与えたり炎上騒動につながったりすることも。健全で事故のないインフルエンサー・マーケティングのためにも、適切な知識をもって運用したいものです。
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