2018年エンゲージメントランキングに見る2019年の広告・プロモーションとは
2018年、最もエンゲージメント数が高かったのは、auのテレビCMシリーズ「意識高すぎ!高杉くん」のエイプリルフール企画広告。
2018年は、これ以外にもSNS上で人気の「コンテンツ」や「人」とのコラボ企画が目立ちました。
好感度やイメージに加え、既存のコンテンツや人が持つポテンシャルを戦略的に計算した上で、コラボ施策を設計することの重要性の高まりを感じさせるデータです。
また、キングコング・西野亮廣氏の「リベンジ成人式」など、社会的な問題(イシュー)に対するアンサーをリアルタイム・レスポンスで行うシンプルな情報発信が大きなエンゲージメントを獲得したのもこの年の象徴的な出来事でした。情報化が加速する中、これまででは考えられなかったようなスピード感を持ったリアルタイム・レスポンスが問われるようになってきたことが窺えます。
そして、2018年末から2019年にかけて話題を振りまいたのは、ZOZOの前澤友作社長によるTwitterの1億円お年玉プレゼントなどの、シンプルな現金プレゼントキャンペーン。とくに、前澤社長のように「企業」ではなく「個人」が仕掛けたキャンペーンが圧倒的なエンゲージメントを獲得するケースが登場したことが、「インフルエンサー」の重要性を物語っています。
今年のヒントは、エンゲージメント・ポテンシャルを持つ対象とのコラボレーション、社会的動向へのリアルタイム・レスポンス、影響力を持つ個人による発信の3点にありそうです。
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