Googleマップ上に偽の情報が大量に存在するって本当?

Googleマップに、非常に多くの偽物の業者が掲載されていることが、The Wall Street Journalの調査の結果明らかになりました。

これはGoogleマップ上で偽物の業者の掲載が毎月相次いでいるというもので、その総数は1,100万件にものぼることがわかりました。

Googleマップに掲載されている住所が正しくない業者は、詐欺的なものである可能性が高いといわれています。どのような業者に多いか、というと建設工事の請負業者、修理業者やロードサービス業者などで、つまりは依頼者が緊急事態で正規のビジネスであるか確認する余裕がないときにサービスを押し付ける類のものと言って差し支えないでしょう。

Googleが自ら出資した2017年の調査研究では、検索の結果のうち、偽物はわずか0.5%であったと報告されているわけですが、今回のWSJの調査では全く別の結果が浮かび上がってきました。

これにより、Googleの調査は、偽の表示が起こりにくいレストランやホテルなどを多く使用することで数字を低く見せていた可能性が指摘されています。

Googleがビジネス検索の機能拡充を発表したのとほぼ同じタイミングで、このWSJの記事が公開されてしまったのも皮肉なものですね。

ちなみにGoogleは、ハイリスクの業者カテゴリーを新たに設置し、偽物の業者の横行に即座に対応した模様です。

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