家庭用の枯山水マシーンがすごい!
自動で砂に美しい模様を描き出す、枯山水のようなテーブル「Sisyphus」をご存知でしょうか。
Sisyphusは、ガラス板の中に敷き詰められた砂の上を鉄球が動き回ることで、美しい模様を描き続けるというアートなテーブル。鉄球は、下にある磁石をモーターで動かすことによって移動させています。
さらにこのモーターは「Raspberry Pi」によって制御されており、スマートフォンのアプリから描き出す模様や描く速度などを調整することができるようになっているのです。
テーブルの名前に使われているSisyphusとは、延々と動き続け模様を描く鉄球が、ギリシア神話で神を謀ったが故に山から転がり落ちる岩を、山頂へと押し上げる宿命を背負った人を思い起こさせるとして、その名前からとったもの。
ただ鉄球が転がっているだけなのに、繊細な模様ができていき様々な模様を描き出すその表現力には感動を覚えます。自由自在に動き続けて模様を描いていく様子は、ずっと見ていても飽きることはありません。
描かれる模様は、石や砂で水の流れなどの風景を表現する日本の枯山水と非常に似ており、枯山水マシーンと呼ばれるのも納得です。
もともとは製作者のBruce Shapiro氏が、アート作品として直径3mの巨大なテーブルを作っていたのですが、一般家庭でもSisyphusの美しさを味わえるようにと、小さなサイズも制作されることに。
資金集めのため、クラウドファンディングサービスのkickstarterで制作の支援を呼びかけていましたが、目標を大きく上回る支援金が集まりました。
サイズが小さくなってもスペックは今までと変わらず、ガラス板や側面カバーをなくしコストを抑えたもの、さらに色や明るさのコントロールが可能なLEDライトを搭載したものもあります。
コンパクトになったことでテーブルとしてというよりも、インテリアとしてより日常的に枯山水のように心落ち着く雰囲気を楽しむことができるようになりました。
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