知らないとちょっぴり恥ずかしい、「KPI」ってそもそも何なのか?
目標設定の際に使われる「KPI」「KGI」などという言葉、耳にしたことがありますか?中には、言葉を目にしたことがあっても実はよく分かっていない…なんて人もいるかも。
今回は、KPIの設定方法からKPI設定のメリットまでをご紹介しましょう。
そもそもKPIとは何か、というとこれは「Key Performance Indicator」の略語で、日本語では「重要業績評価指数」と呼ばれます。
KPIを設定する経営戦略では、
①目標を定め
②それを具体的に実現するための手段を策定し
③手段がきちんと遂行されているかどうかを定量的に測定する指標を決定
していくわけですが、この③指標を「KGI(重要目標達成指標)」「KPI」と呼ぶのです。
KGIとKPIの関係性をざっくり言うと、「志望校の合格」がKGI(最終的なゴール)で、それを達成するには各教科で今の成績よりも何点増やさなくてはいけないのかがKPI(項目ごとの達成指数)、という感じです。
KGIには数値化の難しいものが入ることもありますが、KPIは数値化できるものでないと測定・判断が困難なので注意。また、KPIは状況によって変わることもありますが、KGIは原則不変です。
なんにせよ重要なのは、何をゴールとするのか?の目標設定であり、その手段や過程をわかりやすくするための一つの目安としてKPIやKGIといった指標を設定するということです。
KPIを定めると、短期間内での行動に対する自己評価を行いやすくなって、課題発見と改善もしやすくなる利点があります。このままでは目標を達成できないぞ!〇〇がうまく機能していないのかな、では●●するようにしてみよう。などと改善と試行錯誤をしやすくなる…ということ。
なにも会社・企業に限った話ではなく、例えばKGIを「健康な身体」とした上で、KPIを「10年以内に10kmのランニングを60分以内・体脂肪率15%台・握力50kg以上」などに設定し、それぞれに向けたアプローチをするなど個人や集団にも応用できます。
いかがでしょうか。目標と、それを具体的な数値にして測定することで、実際のパフォーマンスも向上すること請け合いです。ぜひ生活にも取り入れてくださいね。