グーグル、ピンタレストが語る「オンラインショッピング検索の最前線」とは?

大手企業のCEOなどが多く登壇する世界最大のカンファレンス「ショップトーク」。
このショップトークで、グーグル社リテールショッピング&ペイメント部門長ダニエル・アレグレ氏と、ピンタレスト社共同創業者でCEOのベン・シルバーマン氏は、購買行動に大きな影響力を持つオンラインショッピング検索の最前線について語りました。

  
これまではマーケティングにおける購買行動のプロセスの仮説の一つとして、米国の学者ローランド・ホール氏が提唱した『AIDMA理論』(Attention:注意→Interest:関心→Desire:欲求→Memory:記憶→Action:行動)がありましたが、オンラインやソーシャルメディアが購入プロセスに大きく関わる現在では、この理論はもう過去のものであると話しました。
  
アレグレ氏によると、現在の購買行動は画像検索・動画検索・音声検索などオンラインやソーシャルメディアから情報収集をしつつ、行ったり来たりしながら購買へと至ります。
消費者は配送先・支払情報はデバイス上に記憶させるべきである、過去の購買歴に基づいた販促を希望するなど即座に意思決定・購入できる環境を望む傾向にあります。Googleアドセンスなどの自動広告のように受け取る情報がパーソナライズされていることが重要となってきているようです。今後はGoogleアシスタントの役割にも期待が持たれています。
  
シルバーマン氏がCEOを務めるソーシャルメディアのピンタレストは、ユーザーが自由にテーマを作り自ら商品画像を集めて編集し、それを拡散するというもの。
今後はピンタレストのように、購買行動へつながる架け橋となる役割を果たす信頼できるプラットフォームが重要になってくるでしょう。
  
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