あっさり不正アクセスを許してしまった7pay、被害拡大中

セブン&アイ・ホールディングスは7月4日、コンビニのセブン―イレブンで使える新しいスマートフォン決済の「7pay(セブンペイ)」で利用者約900人で計約5500万円の被害が発生した可能性があると発表しました。

なおこの金額は4日午前6時時点の試算で、その後の発表では11日時点で1574人計約3240万円の被害を認定したことを明らかにしていますが「今後、クレジットカードの利用明細書の送付などから申し出がある可能性もあり、被害者数と被害金額は確定値ではない」としています。
被害は全額補償する方針で全てのチャージ(入金)や新規登録を一時停止しており、今後のセキュリティ強化について今月中にも取りまとめる予定のようです。

実際の被害例としては、セブン店舗で換金性の高いたばこなどの大量購入が確認されたとのこと。不正アクセスは中国など海外から行われたということで、これまでにコンビニ店員など中国人3人が不正利用で逮捕されています。

今月1日に鳴り物入りで始まったセブンペイですが、わずか4日で大幅なサービス縮小となっており、同社によると「少なくとも今月中の再開は厳しい」とのことで、今後の行方が気になるところです。

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