コンテンツマーケティング運営会社がこの先、生き残るには

センセーショナルなタイトルで耳目を引いてからの、アイキャッチ画像でドーン。
コンテンツマーケティングでは常套手段だと思います。

ここでは、コンテンツ=本サイトにおけるこのテキスト記事のようなニュアンスでお話させて頂きたいと思います。
コンテンツマーケティング運営会社=企業のライティングコンテンツを監督・施行する会社という風にお考えください。
もし、自社のテキストコンテンツを自炊できていらっしゃるなら、そのまま当てはめてお考えいただいても結構です。

さて、テキストによるコンテンツマーケティングの将来についてはっきり言いますと、もう長くはありません。
より厳密にいいますと、「緩やかに衰退することが確定している」というのが私の見解です。
それには以下の4点の根拠があります(これも常套手段ですね。。)

1.テキストコンテンツはAIが作れるようになる

以前にも、AIの目覚ましい進化の例として、すでに日本経済新聞社でAIが記者としてコンテンツを書いていることを取り上げました。

今回は、「3~5個のキーワードとテキスト量を指定するだけでAIが記事を書いてくれるサービス」を紹介します。
Articoolo”というwebツールで、500文字ならおおよそ3分程度で書き上げます。お値段なんと、記事1つあたり30円ほどの計算です。
日本語未対応なので翻訳の手間こそかかりますが、ライティングを外注するのよりは遥かに時間効率も記事単価もリーズナブルですよね。
そしてリーズナブルなサービスは、個人事業主や中小企業であるほど相対的に価値が高いサービスと言えます。
2018年以内には国内でも多くの企業がライティングをAIに委ねるというのがスタンダードになっていくことが予想されます。

2.SEOの終焉

コンテンツマーケティング運営会社がこの先、生き残るには

企業が何のためにコンテンツマーケティングを行うかというと、一つにはSEOを高めて自社サイトをより検索で上位に上げるため、という回答があると思います。
HTMLソースのあるべき姿は、googleによってSEOという形をとって世に広まりました。
昨今のwebサイトはこれらをカバーできるように制作されていますし、ワードプレスなどのツールも最適化が簡単に図れるようになっています。
そしてほとんどのサイトにおいてSEOのためにタグルールを遵守することが標準になった今、検索の順位に影響するのはH1タグがどうだとかセクションタグがどうだとかの話でなく、ただ純粋に『ユーザーが満足できるコンテンツかどうか』に集約されています。

3.メディアの主役交代

コンテンツの主役は従来のテキスト+画像というスタイルから、動画という新しいカタチにとって変わられようとしています。
より短い時間に多くの情報を閲覧者に叩き込めるという点において、動画というのはテキスト+画像の何倍も優れていると言われます。
TwitterやFacebookといった軽量なSNSアプリにおいても、あたりまえのように動画コンテンツが配信されています。
これには端末の高性能化・インターネットインフラの加速、モバイル端末の普及という様々な要因がありますが、山手線の車内広告が紙の広告からデジタルサイネージへと置き換わったように、今後どんどん置換されていくことは容易に想像できます。

4.一次ソースの決定的な欠落

コンテンツとしての価値は、『ユーザーが満足できるコンテンツかどうか』というのが現在のgoogleの立ち位置です。
彼らにとって、コピーコンテンツやリライトコンテンツ、フェイクニュースは破棄すべきものであり、これらがメインコンテンツであるサイトは検索順位を上げることは容易ではありません。
ではなぜ、そういったコンテンツが世に溢れているかというと、理由は簡単です。
「一次ソースの記事は作成に時間とお金と手間がかかるから」です。

企業がコンテンツマーケティングを行う場合、どうしたってコストがかかります。
それはお金だったり、時間だったりしますが、一次ソースで記事を作ろうと試みた場合、コストに見合わないことが明白だからなのですね。
ですので、必要な量のコンテンツを生産するにあたって、より低コストで作成可能なリライトなどがコンテンツ作成の主流になってしまうわけです。

これらの理由から、コンテンツマーケティングの会社はおそらく2018年を基準点としてどんどん少なくなっていく、というのが私の予測です。
もし御社がコンテンツマーケティング会社ならば、先の3点をしっかりと見据える必要があるといえるでしょう。

弊社には一次ソースを生み出す秘密がありますので、かなり楽観視していますけどね!