メディア紹介:正しく理解しよう!FACEBOOKニュースフィードのアルゴリズムまとめ

世界に20億ユーザーを抱えるFacebookは、今や世界で最も大きなSNSとして不動の座を確立しています。
そんなFacebookですから、ユーザーの快適な体験、というものを常に求めていまして、頻繁にアルゴリズムの変更が行われています。
「アルゴリズム」なんていうと難しい横文字のようですが、要は「計算のしかた」です。
モバイルユーザーの比率や動画コンテンツの隆盛などによって、ユーザーそれぞれの”最適”の形は変わります。
googleもamazonもfacebookも、常にユーザーの快適な体験を追求しているのは、それが自サービスの成功に直結しているからなんですね。

ユーザーにとって魅力的なコンテンツを判断する基準とは?

さて、Facebookがユーザーの快適性を求めるにあたって重要視しているのは、「ユーザーにとって魅力的なコンテンツは何か?」を調査し、その情報とユーザーとを結びつけることに焦点をおいています。
そして、魅力的なコンテンツの評価には、現在発表されているものでは次の3つの視点があります。

①友人や家族の情報

Facebookはもともと友人や家族、場所に人をつなぐことを目的に開発されました。その考え方はフィードのアルゴリズムにも強く反映されています。
身近な人の情報は優先的に取り扱われ、さらにその人にとって有益であったり、エンターテイメント性のある情報はさらに重視されています。

②アイデアとしてのプラットフォーム

Facebookは、新しいアイデアにつながるような情報であるかどうかも重視しています。例えば、誰もが知るべきような話ではなく、その人自身が一番求めているアイデアが見つかり、新しい発見につながるようなフィードを目指しています。より多くの情報に接触することも重要ですので、同じ発信元が重複することが無いようにも配慮されます。

③ユーザーが本当に求めている情報か否か

情報がユーザーにとって有益であるかどうかは、クリック率やいいねでは必ずしも図られません。例えば、悲しいニュースは誰もがいいね!やシェアは控えますが、それが人々にとって無関心なニュースであるという意味にはなりません。タイムラインに投稿する際の表情アイコンも数十個用意され、適する心情を選択しやすいように工夫がなされています。

これらの視点によってFacebookはユーザーの快適な体験を追求し、そのためのさまざまな更新を行っています。
ここ最近の更新では情報価値の低いページのリンクを減らしたり、動画を評価するアルゴリズムを導入したり。
また、トランプ大統領の発言でも話題の「フェイクニュース」(ウソや意図的な誤解を生むコンテンツ)の撲滅も更新の指標として上がっているようです。

こうしたFacebookの求める「価値の高いコンテンツ」を正しく理解していないと、Facebookの真価を発揮することはできません。
このようなFacebookの更新履歴と意図は、newsroomというサイトで(英語ソースですが)確認できますので、一読されることをオススメします!

元記事:【7月更新】Facebookの理解なくして活用はできない。ニュースフィード基本方針と2016年からのアルゴリズム変更の変遷