ドコモが「AI運行バス」を開始

NTTドコモはAIを活用したオンデマンド交通システム「AI運行バス」の提供を4月1日より全国で開始しました。これまでにいくつかの地域で実証実験を行い、一定の品質・性能を実現できたため実際に新しい移動手段として導入されることとなりました。

AI運行バス」とは、乗りたい時に行きたい場所までダイレクトに運んでくれるというオンデマンドの乗合型公共交通サービス。
リアルタイムに発生するリクエストに応じて、AIが効率的な車両やルートを算出し乗り合わせを実現してくれるので、時刻表などを気にすることなくいつでも気軽に利用することができます。予約はスマートフォンのアプリまたは電話から乗車人数、乗降場所、乗降希望時刻を伝えるだけ。利用者の需要に応じて必要な乗降ポイント間のみを走行できるため、決まった路線と運行ダイヤに縛られる路線バスなどに比べ、利用のない区間の走行が不要になるなどの効率化も見込めます。また将来的には、人口統計データを活用して移動需要のある場所や時間、乗車人数などを事前にAIで予測することで、それに応じた走行ルートや配車数の決定も可能になるそうです。
  
AI運行バスの提供価格は、営業区域数とバスの車両台数により異なりますが、初期導入費用は50万円、月額利用料は18万円からとのことで、今後2020年度末までに100エリアでの導入を目指しています。
  
AIを活用することで、待ち時間も少なく目的地まで座って快適に移動できるとても画期的なシステムですね。今後どのように広がっていくのか注目です。
  
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