SNSマーケティングを始めるにあたって必要な事 ⑥SNSマーケティングで作成したコンテンツバリューを最大化する

今回から複数回に渡って「SNSを始めるにあたって必要なこと」と題した連載記事を書くこととしました。
全体感の理解と抑えておきたいポイントを盛り込んだ、弊社のノウハウを惜しげもなく公開します!
それでは、第7回「SNSマーケティングで作成したコンテンツバリューを最大化する」の始まりです!

 
第1回 KGI、KPI設定と全体への共有
第2回 徹底的なターゲット選定
第3回 ターゲットが心の底から欲しがる情報を見極める
第4回 コンテンツ作成のチーム作りと方法
第5回 スムーズな運用を可能にする方法
 

コンテンツは最大限活用しつくす!

SNSマーケティングで作ったコンテンツを、SNSだけで終わらせるのはもったいない。
他の媒体にどんどん展開をして費用対効果を最大化しましょう。かんたんに言うと「一石二鳥」ならぬ「一石五鳥」を狙っていくということです!
 
第5回のスムーズな運用可能にする方法でも詳しく書きましたがSNSマーケティングには二種類の企画があります。
「日常投稿」と「企画投稿」です。日常投稿はキャラクターが日常のことを発信したり、ニュースだったりしますのでコンテンツの価値としてはあまり高くありません。反対に企画投稿は4コママンガや取材、インタビュー、独自見解の記事だったりしますのでコンテンツの価値は大きく高まります。この企画投稿のコンテンツで五鳥を目差します。
 
展開する媒体は

  • 自社公式WEBサイト
  • 自社メディアサイト
  • 他のSNSアカウント
  • 広告の着地ページ(LP)
  • メールマガジン、LINE@での配信情報
  • チラシや定期配布物の紙媒体
  • 営業資料への差込
  • 社内報
  • 店頭POPなどの販促ツール

など考えられる情報発信全ての場面で活用ができます。
 
キャラクターを使っている場合は同一イメージをトンマナをあわせてアピールできるので効果はもっと上がります。
社内、社外のユーザーが統一したイメージを受け取るとブランド価値が高まることも期待できます。
 
特にお勧めしたいのが紙媒体、POP販促への活用です。
紙媒体の記事やコンテンツは作る労力が高いですが読まれるのは一回だけです。
そこで、SNSなどの常時接点を持てる媒体にも接触してもらうことで顧客ロイヤリティーを高める事が可能です。
 
POP販促への活用は反応率のたかったコンテンツやインタビューのキーワードをちりばめるだけで、ユーザー目線の効果的な販促が可能になります。詳しく見たいユーザーはサイトへの訪問をします。オンラインとオフラインで同じトンマナが使えることが武器になります。
 
注意しなくてはいけない点は一つだけ。
媒体によってコンテンツを微調整することがとても重要です。

紙媒体やPOP、他のSNSアカウント、LPと表現方法や使用用途が全く異なります。
販促にむけた媒体(POP、チラシ)に長々とテキストを載せるスペースはありません。即決できるキャッチコピーだけでいいはずです。反対にじっくり読んで理解を深めてもらいたい媒体(サイト、LP、チラシなど)は細かくテキストを書いたりイメージをふんだんに使ったりとコンテンツのボリュームアップを行います。 
 
弊社ではオンラインとオフラインでの積極的なコンテンツ再利用を後押しし、サーポートさせていただいております。
 
一石五鳥
 

ユーザーの着地点はいつでもサイトへ設計

SNSマーケティングで最後に心得なくてはいけないのは、最終的な着地はいつでも自社サイトへ、です。
こことても重要です。
 
SNSは個人情報マストのfacebookでも、匿名性のtwitterでも得られるのはアカウント情報までです。
実際に役立つ連絡先や居住エリアなどはわかりません。(アカウントをじっくりと読み込めばわかるかも知れませんが)
つまり、アカウントへの「いいね!」や「フォロー」だけでは本当の意味の見込み顧客になっていない、ということです。
SNSでのアクションはファンで直接コミュニケーションできる見込み顧客ではありません。
 
そこで、見込み顧客になってもらうため、自社サイトへの誘導と個人情報を入力してもらう必要性があります。
SNSマーケティングやオンラインでの媒体から自社データベースへ個人情報を入力してもらうステップアップが必要になります。

その手法は次回で解説します。
今回は自社に見込み顧客情報を集める際に役立つツールの紹介をいたます。
まずはコンテンツを見てやってきたユーザーに簡単に情報入力してもらうフォームを作りましょう!

一番お勧めしているのはマーケティングオートメーションというツールです。
登録した見込み顧客がサイト上のどのコンテンツを見ているかがわかるツールになります。
個人個人の動きがわかるので細かなセグメント別けした情報配信が行えます。
 
例えば
Aさん
SNSからサイトに個人情報を入力し20%OFF特典を手に入れた。
その後、数回商品ページに来訪し定期購入ページを見ている。
メールマガジンで定期購入特別キャンペーンを知らせる。その後定期購入をして頂く。

Bさん
店頭POPからサイトへ訪問し、個人情報の入力してテスターの郵送。
レビュー参加依頼をテスター利用者に個別メールマガジンで送る。
メールマガジンのみの閲覧が3ヶ月続き特別テスタープログラムに参加表明。
セミナーで購入にいたる。

など、大まかなセグメントに別けての特別オファーや情報提供を行うことが可能になります。

見込み顧客の欲しがる情報をSNSマーケティングで制作したコンテンツから二次制作し、セグメントに別けて配信し、成約する。一連の道のり(成約フロー)を明確にしてあげることでフォローアップや教育が可能になります。
 
見込み顧客情報は自社サイトへ
 

まとめ

SNSマーケティングで制作したコンテンツを最大限活用しましょう。
様々な媒体に使ったコンテンツから見込み顧客の個人情報を獲得しましょう。その獲得媒体は常に自社サイトになります。
自社サイトにはツールを使ったフォームを用意し、セグメントに別けた情報配信を行いましょう。