facebook情報流出とGoogle+のサービス停止、激動するSNS業界!
ロシアによるアメリカ大統領選の情報工作、ケンブリッジ・アナリティカによる個人データの収集、そしてハッキングによって最大8700万件の個人情報が流出しました。多勢の攻撃を受けるSNSがある一方で、ひっそりと幕を閉じるSNSもあります。
弊社にも大きく関係がある、明暗が分かれる激動のSNS業界をウォッチしました。
目次
8700万件の情報流出をしっかり理解する
個人情報漏えいの報が流れたのは、2018年4月上旬のことでした。はじめ25万件のユーザー情報の漏洩という内容だったものが、瞬く間に全世界5000万件ものユーザー情報に関わる、一大セキュリティ事件へと発展したのです。
そして同9月28日の発表では、情報漏えいだけでなくセキュリティの脆弱性を突かれて、不正アクセスやアカウントの乗っ取りが可能な状態になっていたことが発覚。発表はそのバグを修正したとする内容だったのですが、世界最大のSNSが最大の脆弱性を明かした格好です。
システム関連は専門外なので不確定ですがアクセストークンはソーシャルログイン(facebookアカウントやLINEで簡単に登録できちゃうあれ)にも使われる情報だった気がします。(詳しいかた教えてください!)
他のサイトのログイン情報も流出すると結構厄介になりますね。
銀行などの金融機関のソーシャルログインは聞いたことがないですが、ECとかは猛烈な勢いで実装が進んでいるので。
問題視される本当の理由
日本ではさほどの普及をしておらず、特に若者の利用率が低いため「おっさんのSNS」扱いされることもあるFacebookですが、北米・欧州では利用率80%以上となっていて、さながら日本におけるLINEのような状態になっています。
LINEはブランディングツールではありません!販促ツールです!
なんども言っておりますが、SNSマーケティングがBtoC企業にとって非常に重要になっております。 13才から59才までの半数のユーザーがSNSを利用している形になります。 60才以上のユーザーではガッツリ落ちて30%以下 […]
データは見たこと無いのですが、新興国のfacebookの浸透度も凄いです。電力事情が良くないから停電がしょっちゅう起きる。PCは普及していないけれども、モバイルが普及しているためどこででもSNSをガンガンやるわけですね。SNSはモバイルユーザーに最適化されていますから。
で、問題はインフラとなってきているのでサイトやシステムと絡み合って複雑になっていることです。
上記で載せているような、ECサイトのソーシャルログインやアプリでの情報の引き出しなど、SNS情報を元とした個人特定をおこなうことが常態化してきていることです。
ここでSNSの本体から情報が漏れると、芋づる式に不正利用が広まってしまう可能性があります。
ECに入れるなら購入もできますしデジタル上で換金もできますね。(足がつくと思いますが、デジタルなだけに)
また、情報が抜かれると個人の情報操作も簡単になる可能性があります。
プライベートな投稿や家族間でのやり取りも丸見えですから、情報操作もより細かくできます。
膨大なコストと人が関わることになるので誰が、どうやってやるかは知りませんが・・・(可能性論です汗)
幕を閉じたGoogle+
反対にひっそりと関係者しかわからないような形で、GoogleのSNSサービスであるGoogle+が幕を閉じました。
2011年にサービスインしてから鳴かず飛ばず足掛け7年間、androidのプリインストールになるなど頑張ったと思いますが、「何をしていいかわからない」というのが率直な印象でした。AKB48一色になったあたりから急勾配で右肩下がりでしたね。。。
気がかりなのがGoogle+で管理していたローカルですね。
もともと、ひどいサービスでしたがその後継をどのようにするのか気になります。
Googleアカウントに移行されるのかしら?
まとめ
ものすごい勢いで進化しているITやSNS業界に法律が追いついていない現状があります。
抜け穴や脆弱性を突いて攻撃を掛けてくる人間は今後もいると思います。
世界においてはFacebook、日本においてはLINE社は社会インフラを自覚して、最高レベルのセキュリティを自身を律して実施して欲しいものです。
でないとSNSからユーザーが抜け、企業からの広告収益が悪化することが明らかです。
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