欲しいものを持って出るだけ!レジなしスーパーの先駆けAmazon Go

「レジなし無人スーパー」としてシアトルで1月22日に一般公開された「Amazon Go」。
この店舗は「軽食コーナー併設コンビニ」の、軽食コーナーのみが独立したようなイメージ。
日本と比較してキャッシュレス決済が大きく進んでいる、アメリカだからこそ実現できる無人決済店舗が誕生しています。

シアトルにある「AMAZON GO」の店舗へ実際に訪問したパートナーにインタビューした際の記事はこちら
スマホが必要なのは入店の瞬間だけ。来店者の行動は店内の各種センサーで常に追跡され、「棚から商品を取る」「店外に出る」だけで自身のアカウントに紐づけられて決済が完了するという近未来的なシステムになっています。
もちろん、アマゾンはこのレジなし決済技術の詳細については明かしていませんが。

さて「AI」活用や「無人化」という近年のキーワードには、必ず「人の仕事がなくなる」という論が展開されがちですね。

しかしながら、食材加工や商品補充・IDチェックや監視員として店内では常時20人近いスタッフが1つの店舗で働いているようです。これは同サイズの日本のコンビニと比較しても、店舗面積に対するスタッフ数は5倍近く。

少なくとも今のAmazon Goの形態を維持する限りは、レジなし店舗の増加と人の仕事の数は反比例することはなさそうです。

そしてこのビジネスモデルを成功に導く大事なカギが「AI」の認識精度でしょう。

2016年のテスト開始当初は「同時に数人程度」しか追跡できなかったのが、現在は70人程度まで同時に入店可能だそう。この70人という数字もあくまで「セキュリティ上の理由によるもの」だというから、ポテンシャルはより高そうです。

Amazon Goが今後利用者が買い物をしていくデータを蓄積していき、それによって行動把握と認識技術をさらに強化していくというのは間違いないところでしょう。

詳しくはこちら